印鑑の長い歴史と慣習

シャチハタイメージ

「シャチハタ」印が公文書や「銀行印」として届出不可な理由は、インクの保存性にも原因がありました。

かつての「シャチハタ」のインクはにじみやすく、薄れることも多かったのです。
これは、以前の「シャチハタ」印のインクに、にじみやすい染料系のインクが使われていたためです。

染料と顔料の大きな違いは、染料は水や油などに溶けてしまうのに対し、顔料は溶けずに粒が混ざっているだけの状態ということ。

たとえるなら、砂糖とコーヒー豆の粉のようなものです。
砂糖は水に溶けますが、コーヒー豆の粉はいくらかき混ぜたところでそれが水に溶けることはありません。

そして、この染料系インクは判子を押したときにも紙の奥まで染み込むため、色がにじんでしまうというわけです。

現在の「シャチハタ」では、顔料系のインクが採用されているため、このようなことはなく、色のにじみもありません。

それでは、なぜ「シャチハタ」印は公文書や「銀行印」としての届出ができないのでしょうか?

「シャチハタ」の印面が、力加減によって形のゆがむ可能性のあるゴムでできているということもあるでしょう。

しかし、それ以上に大きいものは慣習にこそあるかもしれません。
印鑑の長い歴史から見れば、「シャチハタ」が登場したのは、つい最近と言えます。

今後「シャチハタ」がより改善され、公文書や「銀行印」としても使えるような、耐久性に優れた硬いゴムの製品が出回るようになれば、またその慣習も変わっていくのではないでしょうか。

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